12月24日(月)

誕生日。
誕生日が好きだ。みんなの4倍は好きだ。クリスマスになると街中みんなが僕の生誕を祝ってくれてるような気がして、うれしい気持ちになる。

きょうは国際フォーラムでチャイコフスキーやベートーベンなどクリスマスなクラシックをデカいホールで聴いて、そのまま有楽町のTOHOでレ・ミゼラブルを観た。今月、新作はスカイフォールエヴァレ・ミゼラブルも見てどれも素晴らしかったのだけれど、僕が運営するザワデミー賞の評価はみな4つ星止まりだった。なので今年ラストは渋谷シネクイントで公開中のルビー・スパークスで締めたい。これには超期待している。5つ星を。僕も今年のベスト10とかやりたいな。


そして明日はライブだ。
今年はいろいろ思うところがあって全然新曲を書かなかったのだけれど、ここ最近書いた最新曲を明日演奏する。
僕にしか書けない、あととても僕らしいという理由で、ボディ・アンド・ソウルという曲の歌詞を僕はすごく気に入っている。メロディに関してはもちろん大停電の夜に、の方が気に入っているけれど、歌詞ならダントツでこっちだ。だけれど、今度の曲は歌詞もメロディもそれらを越えた気がしている。僕の人生最後に作った曲になっても後悔の無い名曲だと思う。聴いてほしい。

11月16日(金)

11/30のスタジオワンマンに向けて、ながらく演奏していなかった曲たちを改めて練習している。どうにかなる日々もイエスタデイをうたってもいい曲だ。
新曲も三曲一緒に作っている。レコーディングもしている。さらに同時進行で、とあるバンドのアルバム制作をしている。大変だけれども、大好きなバンドなので楽しい。

札幌の大先輩であるところのSpirit Pageというバンドが解散した。僕が18歳のときにバンドを始めたときからの先輩だった。当たり前だけれど改めて、無くなってからそれについてなにかを考えるのはほんと無力だななんて思っている。
なのでバンドを褒める。
この前下北沢ベースメントバーで見た、青空教室というバンドは心底素晴らしかった。あそこまで才気に溢れたシンガーソングライターはなかなかいないと思う。

11月5日(月)

11/4、下北沢ラウンドアップに出演。
石川さん、小山さん始め、Quipの皆様ありがとうございました。去年に引き続き呼んで頂けてとても光栄でした。更に精進します。
僕個人は村田くん、HARISSケセラセラ、未完成にスイセイノボアズのライブを見た。シュリスとLOVELOVELOVEはライブハウス内に入れず、外で音のみ聴く。打ち上げはたくさん人がいて疲れたけれど、それでも成山さんに会えるのはいつも嬉しい。いつでも抱かれたい。オワリカラの亀田やロマンチップスの光くんとも久しぶりに話した。光くんには、頼むからイケメンは音楽なんてやらないでくれと懇願した。


ジュリアン・シュナーベル監督の『潜水服は蝶の夢を見る』を観る。マチュー・アマルリックの最新主演作のクロスレヴューを書くため、資料として。
急性の脳溢血で全身麻痺状態に陥り、左目のまぶたしか動かすことができなくなったマチュー・アマルリック演じる有名ファッション誌『ELLE』の編集長が、そのまぶたの瞬きのみで自伝を執筆する話。というのがまさかの実話であり、その自伝をもとに作られた映画。
画作り、カット割に顕著なんだけれど、心情の吐露や状況説明等様々な事柄を表現する手法がひたすらスタイリッシュで洗練されたものなため、主人公の絶望がダイレクトに伝わって来ない。彼が瞬きで話す『死にたい』。うん、まあ、普通そうだろう。リアリティが無い。僕がその状況なら、そんなユーモアや余裕のある思考はあなたの億分の一も持てないよあなたすごいよどうかしてるよと、彼の人間性やキャラクターが商業的、アイコン的に加工されてしまっている印象を受けた。原作の自伝は未読ながら。嫌な映画だった。


新曲の歌詞を書く。
映画『ハートロッカー』や『マイレージ・マイライフ』でテーマになっていたようなことを歌いたい。ずっと僕、生きていくには『やりたくない仕事をして暮らすこと』と、『やりたい仕事をして暮らすこと』の二通りしかないんだと思ってた。でも最近になって知った三通り目、『やりたくない仕事だけれど、誰より自分がやるべきだって気付いちゃった仕事をして暮らすこと』、について。
いい曲になるといい。

11月2日(金)

見たい映画がたまりにたまっている。
アルゴもビヨンドもまだ見ていない。TSUTAYAで借りたのも見ていない。グレッグ・モットーラジャド・アパトー周りの映画ばかり見ている。セス・ローゲンビル・ヘイダーが見れるだけで嬉しい。まるでサイモン・ペッグニック・フロストのよう。


そういえば先日、クロスレヴューを書かせてもらうことになった映画の試写会に行った。4〜500人入るくらいのホールだったのだけれど、映画が終わってエンドロールが始まった瞬間、半分くらいの客が即座に、待ってました!とばかりに立ち上がり、雑談を始め、ゾロゾロザワザワと、出口に向かって列を成した。映画の内容はいわゆるミニシアター系で結末もすっきりしたものでは決してないのに、なんだその切り替えの早さ、と、僕は驚愕した。余韻を味わうとか、そういうのはお前たちには無いのか、と。なによりまだ座席に座ったままの、エンドロールで感傷に浸りたい残りの半分の人間がお前たちには見えていないのか、と。立ち上がった人たちのせいで僕にはエンドロールが全く見えないし、みんな普通に会話するから音楽すら聴こえない。僕はもう、ここまで恐ろしい『普段は映画なんて見ないけど試写会当たったから行ってみようか族』の群れに遭遇したのは初めてで、やり場のない絶望と憤怒で涙がこぼれそうだった。スパイダーマンを観る高校生の方がよっぽど映画をちゃんと自分の物にしようとしていたし、周囲の人間のことも考えていた。この映画は僕にとってとても悲しい思い出の映画になったのだった。あと受付の配給の方が、試写会のチケットの配送が当日間に合わなかった僕の名前を手の甲にボールペンで書いていたことが印象的だった。


きょうはUstream配信だった。楽しかったけれど、1人でしゃべることもやってみたいと思った。小学生くらいの時に無性にラジオをやってみたくなり、友達と二人でaiwaのカセットレコーダーに仮想ラジオ番組を録音して遊んでいた。存在しないリスナーと、さらに彼らが送って来たというハガキを捏造して、友人宅にあったフェイス・ヒルビヨンセのCDをかけた。謎のフリートークの再生スピードを落として聴いてみると僕らの声は低くなって、別の誰かの声に聞こえるのが不思議で楽しかった。リスナーがたくさん出来たらいつか本物をやりたい。


そんなことよりあさっては下北沢ラウンドアップ
http://shimokitaroundup.com/

下北沢のライブハウスを10店舗使った、往来自由のライブサーキット。呼んでもらって嬉しいです、Quipの皆様本当にありがとう。
僕はCLUB Queにて17:20〜の40分、心を込めて歌うので是非見に来て欲しい。


ブログをもっと書こう。

8月17日(金)

企画があさってです。

なにかいろいろ企画に向けてそれっぽいこと言わなきゃと思ってたのだけれど、言いたいこと、共同企画者ninohiraさんのブログにぜーんぶまるっと書かれちゃってたので転載します。僕はここではなんも言いません。あした言います。


http://ninohira.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/wonde.html



僕には自分の歌う音楽がなくなったら他にはもう何もない。お金を払ってそれを聴きに来てくれる人たちにはすごく感謝しているけれど、音楽なんてだれかが人生かけて打ち込んで作ってたって、受け取る側には娯楽だったり趣味のひとつでしかない。そんなこといまさらに痛感して打ちのめされたりしてたんだけど、それでも結局、きっと僕音楽はやる。歌うんだ。最近、ほんといまさらに気付いたんだけど、それはきっと自分のため。見に来てくれる人がひとりでもいるなら、みたいなことじゃなかった。その人のために歌わなきゃとも思うけど、僕は他でもなく僕のために、歌を歌うべきなんだなあと最近気付いたわけです。全然なんもわかってなかった。たくさんの人に届けたい裏の気持ち、ちゃんと見つけてなかった。


僕はいつもこれで最後と思って歌ってます。
あしただって最後になってもなんの後悔もないよにがんばりますので、見に来てね。



WONDERVER × ninohira企画
『メイク・マイン・ミュージック!』
(W) アナログフィッシュ / PERIDOTS
OPEN/18:00 START/18:30
adv/2,500yen door/2,800yen (+1D)

最近聴く邦楽。


今になってめちゃめちゃ聴いてるSTAn。解散する前に一度対バンするのが夢だったくらい好き。
まっすぐでブレない。一貫してる。界隈のスリーピースで一番好きだったなあ。今も一番なので再結成してください。シェイクシェイクシェイークってゆうのと、オー、セイ、セイ、セイ、セイ、セイ、セイ、しゅとーってゆうのすげーかっこいい。



岡村ちゃん
僕はipodだったりiphoneだったり、そういうものに音楽データを追加し続けて飽和状態になってしまってわけわかんなくなって一回全部消してまた入れまくってまた消して、っていうのをずっとしている。その中でもいつも絶対入れておくようにしているのは岡村ちゃん。特に『家庭教師』と『早熟』。僕に音楽の知識が増してゆけば増してゆくほど、進行やアレンジのとんでもなさも理解出来るようになってきて、年々心酔している。貼っ付けたのはDVD映像なんだけど、このDVD僕も持ってて、すげー好き。気持ち悪くて知的で憧れる。ちなみに初めて聴かせてくれたのはMONOBRIGHTの桃野くんだった。



GOING UNDER GROUNDは嘘がない。大好き。
奇をてらったり、突拍子が無いことはしない。真面目。真面目なバンドがなにより好き。変なことをして注目を引くのは簡単だから。ひとつひとつ全てを大事に、ちゃんと真面目に音楽に向かう姿勢を大尊敬している。
ゴーイングは良い声、良いメロ、良いアレンジ、良いコード進行、良い歌詞、なにもかもが揃ってる。ひとつひとつを取り上げてしまえば群を抜いてずば抜けたようなものでは無いかもしれないけど、全部をちゃんと持ってるバンドって全然いない。だから好き。



小沢さんに関してはもう、僕なんかが申し上げることはありません。
この曲カバーしたい。

7月5日(木)

LOVE LOVE LOVEとスムルース、2つの大先輩バンドを迎えて開催したninohiraとの合同企画が終わったばかりだけども、もう二回目やるよ。
次も先輩にお世話になります。
『WONDERVER、トリ?大丈夫?』とか人に言われるけど、うるさいよ。まだわかんないよ。がんばってみるよ。


見なさい。
そしてライブに来なさい。


アナログフィッシュ


PERIDOTS




2012/8/19(日) 下北沢CLUB QUEにて
WONDERVER × ninohira企画 『メイク・マイン・ミュージック!』
(W) アナログフィッシュ / PERIDOTS
OPEN/18:00 START/18:30 adv/2,500yen door/2,800yen (+1D)

前売りのご予約はコチラ他、各プレイガイドでも発売中。
チケットぴあ(Pコード : 173-610) / ローソンチケット(Lコード : 71487) / e+
CLUB QUE店頭 :【INFO】CLUB Que  03-3412-9979