6月6日(日)

たのしいこととうれしいことしかなかった。
いってしまえば大成功だった。細かいことはこの先なんとでもなるからいい。
二日とも文句なしのホームランだった。


4日は世界のおわりとプレンティと。
緊張とか気負いとか、他のメンバーは知らないけれど、ぼくはまったくなかった。別に対バンが誰だってゆっちゃえばどうでもいいし、お客さんだって350人もいなくてもよかった。負けないぞ、みたいな気持ちは東京でやってたっていつだって人一倍強いと思うし、まずなによりあえてぼくらを呼んでくれた大嶋さんやフライングポストマンのひととか、ぼくらが札幌にいたころに応援してくれたり、お金を払ってライブに来てくれたりしていたひとたちみんなに、札幌からいなくなった今でも待っててくれる人たちに、東京に行って立派なひとつのバンドを作ってきたぼくを見せられたら、それだけで十分だと思ってた。
でもライブが始まると、驚くほどお客さんの反応がよかった。拍手の量とか、起こるタイミングとか、そうゆう感触がびっくりするくらいよくて、こう、なんだろ、ぼくの歌が伝わらないなんて思ってたわけではないんだけれども、ステージから見える何百人ものお客さんの顔がみーんな笑顔で好意的な、そんなライブはなぜかぼくまるで想像してなくて、いざやってみたら目の前がそれのもっともっと過剰な感じになってる。それがあまりにもうれしくてうれしくて、すこし泣きそうになりながら、たくさんしゃべった。多分10分以上しゃべってたと思う。40分のうち。
終わってから、用意していた60枚のデモ音源は5分でなくなって、何人もの人に、音源はどこですか?音源はもうないんですか?ってきかれた。30人くらいにはゆわれたと思う。うれしいけれど、やってしまったと思った。
客出しのときに、明日も見に行くことにしましたとか、よかったですとか、お客さんが声をかけてくれて、たっくさんのひとと話した。そうゆうのもすごく新鮮で、名前も知らなかったバンドを初めて見て、いいライブをすればお客さんがほめてくれる、そんなのって当たり前なんだろうけど実はなかなかなくて。いろいろ考えた。握手してくださいとか写真撮ってくださいとか、そういうのもちょっと考えたけど、やっぱりぼくはうれしかった。


打ち上げして、CDをつくって、少し寝て、またmoleへ。


トップの村田くんバンドからお客さんは60人くらい入っていた。前日来てくれた人が何人も来てくれてて、とてもうれしかった。トップにしちゃって申し訳ないなあと思ってた村田くんたちが楽しそうにしてくれていてよかった。ほっとした。
みんなwonderverおかえり、みたいなことをゆってくれてて、すごくうれしかった。実家は釧路だし、もう札幌にいくこともほとんどないんだろうなあなんてぼんやり思っていたのに、一番理想的な、ライブをしにってゆう理由でふらっと帰ってきてしかもそこにおかえりってゆってくれるバンドがいてくれるのはとてもうれしいことだと思った。
ライブは手堅かった。4日はぶちかましてやる、みたいな感じだったのできょうはまじめにしっかりやろうと思っていたし、そうできたと思う。
CDは50枚追加しても足りなかった。


たくさんメールやミクシィのメッセージを頂いたので、それぞれちゃんと返信はしたけれども、ここでも一応、ありがとうございました、とゆっておこうと思う。二日間、見てくれた人、お客さん。企画に出てくれたバンドのみんな、moleの大嶋さん、中川さん、平井くん、アニーさん、ふくしくん、スタッフのみなさん。いろんなものを東京にもって帰れそうです。ありがとうございました。またすぐ札幌でやりたいなあと思っています。


終わって怒濤の打ち上げ。三次会からワンマン終わりのリボアホも合流して、くんずほぐれつした。終わって帰り道、疲れきって眠たくて、朝日を浴びながら狸小路を歩く感じはなんだか懐かしかった。

8日のよるまで札幌にいるのであそんでください。
ありがとうございました。おやすみなさい。



三次会開始前。これで6時くらいだったはず。あとひとは15人くらいいたはず。


リボアホたけおによる各フロントマンへの授乳シーン。


おとぎ話。


元wonderverのベース、しんいちと出番直後のぼく。


リボアホとぼく。上野くんがなんか高級な犬みたいだ。


村田くんと研ちゃんとぼく。