11月2日(金)

見たい映画がたまりにたまっている。
アルゴもビヨンドもまだ見ていない。TSUTAYAで借りたのも見ていない。グレッグ・モットーラジャド・アパトー周りの映画ばかり見ている。セス・ローゲンビル・ヘイダーが見れるだけで嬉しい。まるでサイモン・ペッグニック・フロストのよう。


そういえば先日、クロスレヴューを書かせてもらうことになった映画の試写会に行った。4〜500人入るくらいのホールだったのだけれど、映画が終わってエンドロールが始まった瞬間、半分くらいの客が即座に、待ってました!とばかりに立ち上がり、雑談を始め、ゾロゾロザワザワと、出口に向かって列を成した。映画の内容はいわゆるミニシアター系で結末もすっきりしたものでは決してないのに、なんだその切り替えの早さ、と、僕は驚愕した。余韻を味わうとか、そういうのはお前たちには無いのか、と。なによりまだ座席に座ったままの、エンドロールで感傷に浸りたい残りの半分の人間がお前たちには見えていないのか、と。立ち上がった人たちのせいで僕にはエンドロールが全く見えないし、みんな普通に会話するから音楽すら聴こえない。僕はもう、ここまで恐ろしい『普段は映画なんて見ないけど試写会当たったから行ってみようか族』の群れに遭遇したのは初めてで、やり場のない絶望と憤怒で涙がこぼれそうだった。スパイダーマンを観る高校生の方がよっぽど映画をちゃんと自分の物にしようとしていたし、周囲の人間のことも考えていた。この映画は僕にとってとても悲しい思い出の映画になったのだった。あと受付の配給の方が、試写会のチケットの配送が当日間に合わなかった僕の名前を手の甲にボールペンで書いていたことが印象的だった。


きょうはUstream配信だった。楽しかったけれど、1人でしゃべることもやってみたいと思った。小学生くらいの時に無性にラジオをやってみたくなり、友達と二人でaiwaのカセットレコーダーに仮想ラジオ番組を録音して遊んでいた。存在しないリスナーと、さらに彼らが送って来たというハガキを捏造して、友人宅にあったフェイス・ヒルビヨンセのCDをかけた。謎のフリートークの再生スピードを落として聴いてみると僕らの声は低くなって、別の誰かの声に聞こえるのが不思議で楽しかった。リスナーがたくさん出来たらいつか本物をやりたい。


そんなことよりあさっては下北沢ラウンドアップ
http://shimokitaroundup.com/

下北沢のライブハウスを10店舗使った、往来自由のライブサーキット。呼んでもらって嬉しいです、Quipの皆様本当にありがとう。
僕はCLUB Queにて17:20〜の40分、心を込めて歌うので是非見に来て欲しい。


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